歴史からたどる鉄道の世界
歴史からたどる鉄道の世界

電車と日本の鉄道の歴史

鉄道模型

日本の鉄道の歴史は、明治時代の初期に始まりますが、当初は自前の設備を構築することは不可能でした。明治政府はイギリスやアメリカなどの国々から優秀な人材を招聘し、線路や鉄橋を作らせています。当初は電車ではなく、蒸気機関車で客車を牽引する形式でしたが、都市部では明治時代に電車が整備された場所もありました。

鉄橋については、六郷川橋梁や天竜川橋梁がイギリス式の形式で作られています。レールは狭軌を採用してしまったために、後には新幹線だけを広軌で開通させなければならない事態に直面しました。鉄道黎明期の蒸気機関車は、煤煙の問題を常に抱えており、特にトンネル通過時の安全性が問題になっていたのです。こうした問題に対処するために、信越本線のアプト式の区間では早い段階から電化が進められ、電気機関車が牽引する客車が運行することになりました。

大正時代以降になると、鉄橋はイギリス式からアメリカ式に変わり、設備に必要な部材も国内で調達することが多くなります。明治時代には一部地域だけで電化が進められていましたが、昭和の時代には東京の近郊路線の広範囲で電車が走るようになりました。さらに、戦後には東海道本線などで電車の特急も運行を開始しています。